先生というフレーズについて

私たちは幼少期から先生という言葉に慣れさせられる。

幼稚園・保育園、小学校、中学校、少なくとも義務教育だけでも9年間である。

9年間こういう立場、こういう状況の人は先生と呼ぶことが習慣づけられる。

社会から、少なくとも教育現場から「先生」という言葉を無くせないかと考えている。

権威主義的な思考や態度は先生という言葉に集約されている気がする。

先生には従う。先生は正しい。先生に意見してはいけない。

こんな刷り込みを9年間、高校まで入れたら12年間も子供時代に受ける。

すると先生と呼ばれる人には無条件に従う人間が出来上がる。コントロールされやすい人間が出来上がる。

先生と呼ばれる人は、教師、医者、政治家、弁護士などの各士業、社会的にパワーを持っている人たちである。

学校では教師を「~さん」と名前で呼ぶべきだと思う。子どもと教師の関係性が根底から変わるはずである。

政治家も「~さん」、医者も「~さん」と呼ぶべき。

個人的に本当に、心底教えを請いたい尊敬する人物にのみ、あくまで個人的に先生というフレーズを使うべきではないか?

教育制度の難しい話は、それからではないかとずっと考えている。