作品紹介

木下ときわ/Tempo
発売日2017/4/5
ディスクユニオンさんやAmazonで予約受付中です。

色々な部分でお手伝いをさせて頂きました。
聴きごたえのある一枚だと思います。


1.過ぎゆく時への手紙(Resposta ao tempo)
(Cristovao Vastos/Aldir Blanc/日本語詞:木下ときわ)
2. 蝉のように (Como la cigarra) (María Elena Walsh/日本語詞:新美博允)
3. 時代おくれ (阿久悠/森田公一)
4. あなただけを(Onde estará o meu amor) (Chico Cézar/日本語詞:木下ときわ)
5. Força Estranha (Caetano Veloso)
6. Alfonsina y el mar (Félix Luna/Ariel Ramírez)
7. 愛燦燦 (小椋佳)
8. 石狩挽歌 (なかにし礼/浜圭介)
9. 時の過ぎゆくままに (阿久悠/大野克夫)
10. Desenredo (Paulo César Pinheiro/Dori Caymmi)
11. 黒い鷲(L’aigle noir) (Barbara/日本語詞:岩谷時子)
12. 届かない花々 (沢田研二/上久保純)

2曲目を聴いてみてください。
ロシアでの単独ライブを経験した
木下ときわの素敵さがわかります。

「Tempo」とはポルトガル語で「時、時間」の意味です。
「時」に寄り添い、「時」を見つめる12のうた。
自宅スタジオと、佐賀・七山にて山の息吹を感じながらレコーディングをしました。
全てギタリスト新美博允との同時録音で、語りかけるような伴奏も聞きどころです。

全曲カバー、ヴォーカルとガットギターの音しかしないアルバムです。
昭和の歌謡曲とボサノバなどが含まれているのですが、
アルバムを通して聴いても違和感がありません。
通常のアルバムでは混在する事のない楽曲たちが同居しています。
これは木下ときわがジャンルという部分に縛られず、
「マジメな音楽であるか」だけにこだわっている事の現れです。
そこに彼女の要求に応え、世界観を強化する新美博允のギターとアレンジが加わる事で
“独特の異国感“のようなものが全体を包んで調和しています。

耳の肥えた音楽通にはもちろんですが、音楽通ではない人達、
むしろ音楽を聴かない人達にも届く確かな美しさがあります。

ジャズ系ウェブマガジン(http://jazztokyo.org/reviews/kimio-oikawa-reviews/post-10527/)
バイク雑誌(Out Rider/2017・2月号)等のバラバラな世界で紹介・評価されています。